- 2007年7月20日 21:22
- - マンガ
現在、TBS系列で放映中のアニメ「地球(テラ)へ・・」について。
1977年から4年に渡って月刊「マンガ少年」に連載され、1980年には劇場版アニメが製作・公開された竹宮惠子原作のSFマンガが、今リメイクされて放映されている。
「舞台は遠い未来。人類は環境破壊により滅び行く地球を再生させるため、植民惑星へ移住した。コンピュータ管理により整然と生きる人類。その一方で疎まれる、特殊な能力を持つ「ミュウ」という存在。彼らは過酷な弾圧の中で政府の目から逃がれ、息を潜めながらも自分たちの存在意義を考え、そして地球への帰還を夢みていた―。ミュウのリーダー、ソルジャー・ブルーは、アタラクシアに住む少年ジョミーを自分の後継者として選び、夢を託す。」
1980年に製作された映画版の再放送を、子供のころTVで見たことをよく覚えている。
そこで描かれる独特な未来社会や、ミュウと呼ばれる特殊な能力を持った種族と人間との間に起こるドラマが子供心に強烈な印象を植え付けた。すぐに原作を読んだりするような歳でもなかった(気がする)ので、そのまま放置。今回のリメイクで思い出し、原作を一気読みしてしまった。
自分が生まれて間もない頃に描かれたマンガながら、改めてその魅力に感動し、当時とはまた違った思いとともに読み進めることができた。
自らの母星たる地球を破壊し、手放さざるを得なくなった人間は、「子を産み育てる」という人類の根源のプロセスをコンピュータにより制御することで自らを改造し、来るべき地球再生・復帰の時を目指す。
そんな中、一定の割合にて生まれ続ける特殊な能力をもったミュウの存在。幼少期の記憶を消し去り、画一化された人格集団に変容してしまったマジョリティ(人間)と、本来人類が持ち得なかった能力を授かりながら、迫害を避け肩を寄せ合って暮らすマイノリティ(ミュウ)。彼らはともに自らのルーツとして地球(テラ)を求め、やがて衝突し互いに傷つけ合うことになる。
成人検査と呼ばれる記憶消去の儀式や、そこで発生するミュウの「覚醒」、特殊能力を用いた戦闘シーンなど、SFの王道とも言うべき要素満載ながら、全体を通して深く、救われないムードが漂っているところが良いのかな。。
ともあれ、子供の頃のもやもやがすっきりしたような気がして良かったのです。
読んだことがない人にもオススメ。新装版が3巻にまとまってマス。
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